人々が一日の仕事を終えて我が家へと帰路につく頃
カラスも丁度その頃に巣へと帰って行きます。
季節が寒くなってくるとカラスは何個かの群れが集まって
大集団を結成して夜を一緒に過ごす様になるそうで
それを「寝ぐら」と言うそうですが
その大集団の「寝ぐら」が、なんと我が家の裏山にあるんです。
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そのカラスが寝ぐらへと帰って来たところです。
これだけでも凄い数なのに、実際はこの数倍のカラスが
何個かの群れを作って順番に帰って来ます。
薄暗い空を黒いかたまりが
こちらへ向かって飛んで来るのは結構な迫力で

それだけでなく
窓を閉め切った部屋の中でも
その鳴き声で帰って来たのが分かるぐらいの
大合唱が続きます。
強風で凍えるほど寒い夜は
この鳴き声が一晩中続く事もあります。

カラスが賢いと思うのは
まず数羽のカラスが安全を確認するかの様に先に帰って来て
その後に団体で帰って来るところですよ。
正に先遣隊ですね。

そんなカラス達も
春にはつがいになって大集団を解散するので
静かな裏山が戻ってきます。
そんな春までの間、我が家は糞害に悩まされますが
それも、もう慣れてしまいました。

カラスで思い出すのは
私がまだ小学校へあがる前ぐらいの時に
父が家の縁側に座ると1羽のカラスがやって来て
父が何かエサをあげていた事です。
何をあげていたのか覚えていないけれど
その時の光景ははっきり覚えているんですよね。
だからでしょうか
カラスを嫌だと思った事は一度もないんです。